エミネントプリティ（2000年生、母ミラクルウィッチ）

エミネントプリティ（2000年3月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「優秀な＋可愛い」。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシヤダイ（当時23歳）と交配したミラクルウィッチが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）八木農場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方12戦2勝2着2回。2002年のフローラルカップ(牝地方重賞)で2着に入った他、2002年のオークス（優駿牝馬）(牝地方重賞)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、八木農場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

恵多谷豊厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

4月24日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は396kg。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったパッションキャリーから3馬身差の2着となった。

5月1日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のブレーヴブラッドをクビ差制して初勝利を挙げた。

7月3日、中8週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦1勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのブラックホーク賞（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた5戦目は、2歳500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（4戦1勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木国明騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったダンシングチーフからクビ差の2着となった。

10月3日、中3週で迎えた7戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のエーデルワイス賞（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。4着を確保した。

11月15日、中5週で迎えた8戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、2歳ハンデ地方重賞の鎌倉記念（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月30日、中5週で迎えた9戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

3歳（2003年）

2月27日、中7週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ地方重賞のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

4月3日、中4週で迎えた11戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

9月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた13戦目は、白露特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のフリートツイスターに1馬身半の差をつけて休み明けの一戦を制した。