リュケイオン（2021年生、母リカビトス）

リュケイオン（2021年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「古代アテネでアリストテレスが創設した学園の名。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモーリス（当時10歳）と交配したリカビトスが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2025年の一般B1三 B2一。

経歴

デビュー前

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

12月16日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中山（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、5着に終わった。

3歳（2024年）

2月17日、中8週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月28日、中9週で迎えた3戦目は、T.T.オシェア騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月22日、中7週で迎えた4戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月31日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上はC.ルメール騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフォティーゾを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月12日、中5週で迎えた7戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの粟島特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

12月15日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2025年）

3月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた9戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般B1三 B2一（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウインダークローズに約13馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月7日、中3週で迎えた10戦目は、一般B1二（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウメイスイに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月4日、中3週で迎えた11戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般B1一（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したキタノコンドルにハナ差届かず2着に甘んじた。

5月27日、中2週で迎えた12戦目は、一般B1一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったダブルラッキーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月31日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、一般B1（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るレーヌデゼトワールを豪脚で半馬身差し切って断然の支持に応えた。

11月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。