アフィラトゥーラ（2017年生、母ツルマルローズ）

アフィラトゥーラ（2017年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「シャープにする(伊)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスマートファルコン（当時12歳）と交配したツルマルローズが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は萩澤俊雄。主な勝ち鞍は2020年の3歳1勝クラス。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富沢萩沢俊雄牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤誠によって1,350万円で落札された。

森田直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

9月21日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、4着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、サウンドプリズムに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3歳（2020年）

1月13日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテイエムイダテンに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月29日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

3月15日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

5月10日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のイバルに1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

5月17日、連闘で迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの青竜ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

9月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい15着に敗れた。

10月24日、中5週で迎えた11戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

12月6日、中5週で迎えた12戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの鳴海特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

4歳（2021年）

1月23日、中6週で迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの小倉城特別（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

3月7日、中5週で迎えた14戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの由布院特別（小倉ダート1700m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

6月5日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

7月17日、中5週で迎えた17戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの岩国特別（小倉ダート1700m 小雨/良）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

9月4日、中6週で迎えた18戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの天草特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく15着に終わった。

5歳（2022年）

1月22日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラスの小倉城特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの由布院特別（小倉ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

4月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月29日、中4週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。12着に終わった。

6歳（2023年）

7月20日、約14か月の休養明けで迎えた24戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1 A2（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり3着に終わった。

8月25日、中4週で迎えた25戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、夕刊フジ・zakzak賞（園田ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月22日、中3週で迎えた26戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、はないち尼崎・西宮カップ（園田ダート1230m 小雨/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた27戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、DASH観音寺特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

11月7日、中3週で迎えた28戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、黒沢牧場牛柄ロール&牧場プリン特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

12月13日、中4週で迎えた29戦目は、近畿畜産特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

7歳（2024年）

1月2日、中2週で迎えた30戦目は、イグナイターに続け!2024初夢賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上A2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鴨宮祥行騎手（3戦0勝）。5頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。