モイスチャー（2020年生、母ヒアルロンサン）

モイスチャー（2020年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「保湿。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダノンレジェンド（当時10歳）と交配したヒアルロンサンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はミルファーム。主な勝ち鞍は2023年のマコーリーを超えたよ!アイスバーグがんばってるで賞(C2一)。

経歴

デビュー前

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

1月7日、デビュー戦は水沼元輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は504kg。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

2月18日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

3月11日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

4月9日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は水沼元輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水沼元輝騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

7月9日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉原誠人騎手（5戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉原誠人騎手（6戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

9月28日、中6週で迎えた11戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた12戦目は、マコーリーを超えたよ!アイスバーグがんばってるで賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエクスプロラベストに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月9日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

4歳（2024年）

1月3日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

1月26日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のコスモタイシに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月13日、中2週で迎えた18戦目は、スノーフレーク賞（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた19戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、アーモンド賞（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた20戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（9戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

5月30日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、エルナンデスに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

6月26日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた24戦目は、マーちゃんのこと覚えていってね記念（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

7月19日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた25戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアグネスリュウを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。