ファインベスト（1984年生、母ハイセイユウ）

ファインベスト（1984年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のタカラトウザイ（当時7歳）と交配したハイセイユウが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂本政幸。戦績は、中央平地18戦1勝、地方10戦1勝。主な勝ち鞍は1986年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

前田禎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

6月22日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

8月2日、中5週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月6日、中4週で迎えた3戦目は、木藤隆行騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

9月13日、連闘で迎えた4戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のイチイナズマをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

10月5日、中2週で迎えた5戦目は、関口睦介騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳300万下のアラブ3歳特別（福島芝1700m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた6戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳300万下のアラブ3歳特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳300万下（福島芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月22日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系3歳300万下のアラブ3歳特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木藤隆行騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

11月29日、連闘で迎えた9戦目は、アラ系3歳オープン（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木藤隆行騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた10戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木藤隆行騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

3歳（1987年）

1月6日、中2週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上300万下（中山ダート1800m 晴/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上300万下（中山ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上300万下（東京ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上300万下（東京ダート1600m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上300万下（中山ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月29日、中7週で迎えた16戦目は、杉浦宏昭騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上300万下（新潟芝1400m 外回り晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

5月9日、中0週で迎えた17戦目は、アラ系4歳以上300万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた18戦目は、アラ系4歳以上300万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（7戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

7月1日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、竹地正樹騎手を鞍上に迎えて、C1（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。11着に敗れた。

7月21日、中2週で迎えた20戦目は、アラ系一般C1（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹地正樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月27日、中4週で迎えた21戦目は、アラ系一般C1（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹地正樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のアイチハルナに2馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

9月6日、中0週で迎えた22戦目は、C1（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹地正樹騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた23戦目は、村瀬好彦騎手を鞍上に迎えて、C1（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月27日、連闘で迎えた24戦目は、C1（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は竹地正樹騎手（4戦1勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた25戦目は、C1（中京(地)ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹地正樹騎手（5戦1勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月20日、連闘で迎えた26戦目は、アラ系一般C1（中京(地)ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹地正樹騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた27戦目は、アラ系一般C1（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で竹地正樹騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた28戦目は、アラ系一般C1（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は村瀬好彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。