ピレネーパワーフル（1986年生、母マックコラール）

ピレネーパワーフル（1986年6月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキャノンテスコ（当時6歳）と交配したマックコラールが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者はホウセイ牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着2回、中央障害1戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

戸山為夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

4月30日、デビュー戦は安達昭夫騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。馬体重は484kg。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

5月7日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未出走（新潟ダート1200m 雨/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で安達昭夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったシルクローシャムにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

5月21日、中1週で迎えた3戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2000m 曇/不良）に出走。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったキョウエイライダーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月2日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小谷内秀夫騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

7月15日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小谷内秀夫騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシリウスラガーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月23日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小谷内秀夫騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた8戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

4歳（1990年）

3月25日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた9戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の伊勢特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

5月13日、中6週で馬体重を前走から28kg戻して迎えた10戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月13日、約7か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた11戦目は、天野貢騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。