クワイトポッシブル（2021年生、母オールポッシブル）

クワイトポッシブル（2021年2月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「十分可能な。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のレイデオロ（当時7歳）と交配したオールポッシブルが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年の北竜ひまわりまつり特別(一般C4-3)。

経歴

デビュー前

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

12月9日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー阪神（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

3歳（2024年）

2月17日、中9週で迎えた2戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

6月8日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、川端海翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川端海翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

7月25日、中4週で迎えた5戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、北竜ひまわりまつり特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のサクラキングリーに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月7日、中1週で迎えた6戦目は、新冠ライオンズクラブ賞（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したゼイリブを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3 C4-1（門別ダート1000m 晴/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

9月4日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3 C4-1（門別ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3 C4-1（門別ダート1000m 晴/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で石川倭騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた10戦目は、十勝軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石川倭騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

10月15日、連闘で迎えた11戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、うらかわ優駿ビレッジアエル賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般C22 C41（門別ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

11月7日、連闘で迎えた13戦目は、一般C22 C41（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

12月13日、中4週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた14戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のティング賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったエイカイゴールドに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2025年）

1月1日、中2週で迎えた15戦目は、お年玉賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

2月4日、中4週で迎えた16戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、クリフハンガー賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着を確保した。

3月7日、中3週で迎えた17戦目は、ピンクペッパー賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は藤江渉騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のペータースに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

4月8日、中4週で迎えた18戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、レモンアイカーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月13日、中4週で迎えた19戦目は、神尾香澄騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシンボルザサンに2馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

6月4日、中2週で迎えた20戦目は、ふたご座スプリント（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で神尾香澄騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦のミルフィーユ賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で神尾香澄騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のラヴィンローゼスに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月8日、中2週で迎えた22戦目は、キャビア賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で神尾香澄騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったアレグリアシチーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月7日、中3週で迎えた23戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で神尾香澄騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1三四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で神尾香澄騎手（5戦2勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のマイアミをクビ差振り切って5勝目を収める

9月12日、中2週で迎えた25戦目は、ちくさんフードフェア2025記念杯（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で神尾香澄騎手（6戦3勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

10月16日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた26戦目は、かわさきジャズBRIDGEアーティスト記念（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で神尾香澄騎手（7戦3勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた27戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、実りの秋特別（浦和ダート2000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた28戦目は、モルト賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は神尾香澄騎手（8戦3勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。