オールステイ（2011年生、母Flowerette）

オールステイ（2011年4月21日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、種牡馬。馬名の意味は「ブラックジャック（トランプゲーム）時のかけ声」。毛色は鹿毛。種牡馬のCape Cross（当時17歳）と交配したFloweretteが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地18戦3勝。主な勝ち鞍は2015年の八雲特別(500万下)。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

7月28日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のツクバアズマオーに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

8月31日、中4週で迎えた2戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（函館芝1800m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

9月14日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に終わった。

11月16日、中8週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

11月30日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

3歳（2014年）

1月5日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた7戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の梅花賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を5馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた8戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた9戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた10戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい10着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下のひめさゆり賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を5馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて、最後は2着のホルボッシュに1馬身の差をつけて2勝目を収める

5月10日、中3週で迎えた12戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中谷雄太騎手（3戦1勝）。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって12着に終わった。

4歳（2015年）

7月12日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の八雲特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のプレストウィックに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりの実戦をモノにした。

8月16日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下のHTB賞（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天与の負けじ心を発揮して諦めることなく走り切り、3着を確保した。

8月30日、中1週で迎えた15戦目は、R.ベイズ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2015ワールドオールスタージョッキーズ第4戦（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

10月4日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、リードを5馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

5歳（2016年）

7月2日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の洞爺湖特別（函館芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は黛弘人騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

7月24日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた18戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。