ゲイリーオーシャン（1990年生、母ロングビーナス）

Gaily Ocean

1990.05.13

ゲイリーオーシャン（1990年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のプリンスオブバーズ（当時5歳）と交配したロングビーナスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）村下牧場。戦績は、中央平地13戦2勝。主な勝ち鞍は1994年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

1月30日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/重）に出走。馬体重は484kg。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

2月28日、中3週で迎えた2戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

3月7日、連闘で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で日吉正和騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、5着を確保した。

4月11日、中1週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るゲイリーコマンダーを自慢の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月2日、中2週で迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1600m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

7月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

8月22日、連闘で迎えた9戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1800m 雨/不良）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

10月16日、中4週で迎えた11戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

4歳（1994年）

4月10日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（新潟芝2200m 外回り 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のニシノマシーンに1馬身半の差をつけて優勝