ビルシャナ（1989年生、母カツミプリンセス）

ビルシャナ（1989年5月5日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハードツービート（当時20歳）と交配したカツミプリンセスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）えりも太平洋牧場。戦績は、中央平地14戦1勝、地方25戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

藤原敏文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

7月7日、デビュー戦は津曲浩二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津曲浩二騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

11月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

12月15日、中5週で迎えた4戦目は、篠原茂騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

3歳（1992年）

1月6日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で篠原茂騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で篠原茂騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

3月14日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のバンダムリズムを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月22日、約7か月半の休み明けで迎えた10戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

4歳（1993年）

1月6日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

2月7日、中4週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

3月14日、中4週で迎えた14戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず13着に敗れた。

7月21日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、松田川特別（足利ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月8日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた16戦目は、一般B2（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったアクセスイオウから1馬身半差の2着となった。

8月22日、中1週で迎えた17戦目は、一般B2（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた18戦目は、佐々木泉騎手を鞍上に迎えて、萩特別（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた19戦目は、一般B1 B2（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木泉騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた20戦目は、一般B1 B2（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2（宇都宮ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた22戦目は、藤本靖騎手を鞍上に迎えて、一般B1 B2（宇都宮ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、一般B1 B2（宇都宮ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（1994年）

5月1日、約5か月の休養明けで迎えた24戦目は、一般B3（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（6戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のビックメリーに2馬身の差をつけて久しぶりの一戦をモノにした。

5月29日、中3週で迎えた25戦目は、高橋和宏騎手を鞍上に迎えて、一般B2（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月20日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた26戦目は、一般C1イ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1イ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（1995年）

1月6日、中7週で迎えた28戦目は、一般C1イ（宇都宮ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた29戦目は、一般C1イ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田利雄騎手（10戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた30戦目は、松本大寿郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1イ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1イ C2イ（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（11戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた32戦目は、一般C2ハ C3イ（宇都宮ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（12戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2ハ C3イ（足利ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（13戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったノータッチエースからクビ差の2着に甘んじた。

5月6日、中2週で迎えた34戦目は、一般C2ロ（宇都宮ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で内田利雄騎手（14戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のタイホウセイザンに1馬身の差をつけて3勝目を収める

6月10日、中4週で迎えた35戦目は、一般C2（足利ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で内田利雄騎手（15戦2勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた36戦目は、一般C2（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で内田利雄騎手（16戦2勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田利雄騎手（17戦2勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた38戦目は、一般C2イ（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で内田利雄騎手（18戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のナンタイヒカリに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月12日、中2週で迎えた39戦目は、一般C2（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で内田利雄騎手（19戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に敗れた。