カノヤバトルスター（2003年生、母カノヤロマン）

カノヤバトルスター（2003年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋戦いの主役」。毛色は芦毛。種牡馬のタマモクロス（当時19歳）と交配したカノヤロマンが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者は青藍牧場。戦績は、中央平地13戦1勝、中央障害3戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

6月19日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた2戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のエイシンチャンドラをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

10月1日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黄菊賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた7戦目は、2歳500万下のあけび賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3歳（2006年）

3月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月23日、中2週で迎えた10戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた11戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝2000m 雨/不良）に出走。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

9月23日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた13戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

11月18日、中4週で迎えた14戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったバリトンヴォイスから3馬身半差の2着に敗北した。

12月10日、中2週で迎えた15戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったベルゲンから1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月23日、中1週で迎えた16戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。4着に終わった。