グランドアーサー（1989年生、母シークイン）

経歴

デビュー前

2歳（1991年）

11月3日、デビュー戦は安田隆行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた2戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

3歳（1992年）

4月26日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のアイキューベストに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月17日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、4歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小屋敷昭騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた5戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

7月5日、中4週で迎えた6戦目は、4歳500万下のえのき賞（中京芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサウザンドアイズに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

8月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

8月16日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、ハンデ戦でオープンの北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で上村洋行騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で上村洋行騎手（5戦1勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、6着に入り込んだ。

9月19日、中2週で迎えた11戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の甲東特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

10月18日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の山中湖特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

4歳（1993年）

7月17日、約9か月の休養明けで迎えた14戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/重）に出走。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に敗れた。

7月24日、連闘で迎えた15戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。