ヤチャボウガール（1987年生、母アルヴエイラ）

ヤチャボウガール（1987年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時13歳）と交配したアルヴエイラが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者はホウセイ牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は1991年のミルクランド特別(C)。

経歴

デビュー前

加賀武見厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

1月28日、デビュー戦は出口明見騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

2月4日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（小倉芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で出口明見騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で出口明見騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

9月9日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で出口明見騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で出口明見騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で出口明見騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったメジロジョリーをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

11月10日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で出口明見騎手（6戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。

11月18日、連闘で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で出口明見騎手（7戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4歳（1991年）

6月25日、約7か月半の休養明けで迎えた9戦目は、国信満騎手を鞍上に迎えて、美瑛特別（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた10戦目は、東川特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国信満騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた11戦目は、礼文特別（旭川ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で国信満騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた12戦目は、幌向特別（岩見沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で国信満騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた13戦目は、ミルクランド特別（岩見沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で国信満騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のノエルタイヨーに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。