パトカー（2011年生、母ニシノナデシコ）

パトカー（2011年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「パトカー。勇ましく走る様と絶対に諦めない執念をイメージして」。毛色は栗毛。種牡馬のアルデバランⅡ（当時13歳）と交配したニシノナデシコが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方15戦2勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳A2。

経歴

デビュー前

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

11月24日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

3歳（2014年）

4月5日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた4戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

5月4日、連闘で迎えた5戦目は、3歳B6（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバンキッシュラインを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月13日、連闘で迎えた6戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカガノニシキを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

5月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦2勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた8戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の千里浜ちびっこ駅伝特別3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

6月17日、連闘で迎えた9戦目は、3歳B8（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（4戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

6月24日、連闘で迎えた10戦目は、3歳戦の松任海浜公園CCZ特別3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は沖静男騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた11戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

7月15日、連闘で迎えた12戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、3歳B10（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

7月22日、連闘で迎えた13戦目は、3歳戦の飯山納涼祭特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は服部大地騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた14戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

8月18日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた15戦目は、八木直也騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

8月27日、連闘で迎えた16戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で八木直也騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

9月3日、連闘で迎えた17戦目は、3歳戦の小西健一・勝田宏美結婚記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で八木直也騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた18戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で八木直也騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。