メイショウカラジシ（1995年生、母ヘイアンクイーン）

メイショウカラジシ（1995年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のポリッシュネイビー（当時11歳）と交配したヘイアンクイーンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1998年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

安田伊佐夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

1月11日、デビュー戦は安田康彦騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず最後はフサイチクリスタルと並んで9着同着となった。

3月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

4月12日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったクリールオーシャンにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

5月3日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のモンブランシチーを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

5月30日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中京芝1700m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で安田康彦騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

7月25日、中7週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の川西特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安田康彦騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

8月23日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（6戦1勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

9月26日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（7戦1勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ザオーリュウシュンに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

11月8日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（9戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたデンジャーゾーン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月13日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田康彦騎手（10戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

12月20日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安田康彦騎手（11戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のパラティーノをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。