アイティティアラ（2006年生、母マルエツコマンダー）

アイティティアラ（2006年3月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋宝冠」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハンセル（当時18歳）と交配したマルエツコマンダーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）森垣牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方12戦2勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

12月13日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に終わった。

3歳（2009年）

1月24日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

4月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスステッキ特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

7月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジェーンオースチンに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月16日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた6戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカチカチオウジに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

9月13日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

10月4日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

10月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山下貴光騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山下貴光騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

12月5日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山下貴光騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた13戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

4歳（2010年）

1月4日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山下貴光騎手（7戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。