ターフジェニック（1992年生、母ケイシユウヒメ）

ターフジェニック（1992年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーパスノーセール（当時10歳）と交配したケイシユウヒメが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は（有）釘田ファーム。戦績は、中央平地35戦2勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の霧島賞(900万下)。

経歴

デビュー前

谷八郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

7月30日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は436kg。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、6着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカシノリュウジンをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月27日、中1週で迎えた3戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

10月1日、中4週で迎えた4戦目は、2歳オープンのききょうステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

3歳（1995年）

2月11日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳500万下のたんぽぽ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

7月8日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦1勝）。17頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月6日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

8月20日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上900万下の霧島賞（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（6戦1勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のキョウワシリウスをクビ差振り切って2勝目を手にした。

9月16日、中3週で迎えた10戦目は、都大路ステークス（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（7戦2勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦のムーンライトハンデキャップ（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（8戦2勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた12戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦のドンカスターステークス（京都芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は幸英明騎手（9戦2勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

4歳（1996年）

7月7日、約8か月の休養明けで迎えた14戦目は、レインボーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（10戦2勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた15戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の霧島賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（11戦2勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（12戦2勝）。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

9月15日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（13戦2勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（14戦2勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（15戦2勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた21戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の花背特別（京都芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は減速してしまい17着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（16戦2勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

5歳（1997年）

6月8日、約6か月半の休養明けで迎えた23戦目は、5歳以上900万下の賢島特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（17戦2勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の加古川特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。17頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の西海賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（18戦2勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた27戦目は、霧島賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（19戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下の不知火特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（20戦2勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた29戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の蓬莱峡特別（阪神芝1600m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（21戦2勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は仲田雅興騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見所を作れず14着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた32戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上900万下の花背特別（京都芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（22戦2勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は石山繁騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

6歳（1998年）

2月1日、中6週で迎えた35戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた36戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（23戦2勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。