シャーベットトーン（2002年生、母ジェラート）

シャーベットトーン（2002年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「シャーベットのような（淡い）色調」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時14歳）と交配したジェラートが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地27戦5勝2着5回、地方2戦1勝。2007年の東海ステークス(G2)で3着に入った他、2007年のマーキュリーカップ(Jpn3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額1,400万円（35万×40口）で一口馬主が募集された。

奥平真治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

8月29日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

9月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、ケイアイヘネシーにハナ差交わされて2着に惜敗した。

3歳（2005年）

3月20日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったローランビーメントに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

4月2日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月11日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオンリーワンクロスに8馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上500万下の美唄特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエアサンタムールを半馬身振り切って2勝目をつかんだ。

9月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の北斗賞（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

12月18日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

4歳（2006年）

1月8日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の初凪賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のアサクササイレンを3/4馬身振り切って制した。

2月5日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したアルファフォーレスにアタマ差届かず2着となった。

6月4日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（5戦2勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

11月25日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（6戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、伸びてきたストラディヴァリオ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月10日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の千葉テレビ杯（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（7戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（8戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグランドハリケーンに7馬身の差をつけて4勝目を収める

5歳（2007年）

1月6日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下のアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のカオリノーブルをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

1月21日、中1週で迎えた18戦目は、G3の平安ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（8戦2勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

1月31日、中0週で迎えた19戦目は、Jpn1の川崎記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は横山典弘騎手（9戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月20日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、G2の東海ステークス（中京ダート2300m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

6月9日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたオリンピアンナイト決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月16日、中4週で迎えた22戦目は、Jpn3のマーキュリーカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクーリンガーに9馬身の差をつけて重賞ウィナーの称号を奪取した。

6歳（2008年）

12月13日、約17か月の休養明けで迎えた23戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ベテルギウスステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

7歳（2009年）

1月25日、中5週で迎えた24戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、G3の平安ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

4月4日、中9週で迎えた25戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、コーラルステークス（阪神ダート1400m 雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

7月4日、約3か月の休養明けで迎えた26戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大沼ステークス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

8月8日、中4週で迎えた27戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの関越ステークス（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

12月12日、約4か月の休養明けで迎えた28戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、ベテルギウスステークス（阪神ダート2000m 小雨/重）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

12月26日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの師走ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。