イチザビーナス（2013年生、母サンセットロード）

イチザビーナス（2013年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋金星。母系より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時10歳）と交配したサンセットロードが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）木下牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、中央障害5戦0勝、地方27戦2勝。主な勝ち鞍は2018年のチャレンジシリーズ(C2 17)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木下牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

8月30日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は482kg。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

3歳（2016年）

6月12日、約9か月の休養明けで迎えた3戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

7月10日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた4戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

8月14日、中4週で馬体重を前走からさらに18kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は義英真騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

9月10日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた6戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

10月30日、中6週で迎えた7戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた8戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

4歳（2017年）

1月8日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で田村太雅騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月23日、約6か月半の休み明けで迎えた10戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田村太雅騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月27日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田村太雅騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月24日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた12戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 26（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

10月8日、中1週で迎えた13戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 24（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のネオヴァヴェルに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月26日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく最後はハナノバードと並んで5着同着となった。

11月23日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で小松丈二騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

5歳（2018年）

1月3日、中2週で迎えた19戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた20戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のグットトキメクを半馬身振り切って2勝目をつかんだ。

1月28日、中1週で迎えた21戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 44（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山下裕貴騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた28戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた29戦目は、メジロ賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（7戦1勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（8戦1勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（9戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて6着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（10戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山下裕貴騎手（11戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

7月28日、連闘で迎えた34戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（12戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた37戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（13戦1勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた38戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。