ホウオウシップ（2013年生、母カスタリア）

ホウオウシップ（2013年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋船」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時15歳）と交配したカスタリアが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2016年の3歳B9。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、小笹芳央によって3,132万円で落札された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

3月19日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手が足りず16着に終わった。

6月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

6月19日、連闘で迎えた3戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

8月14日、中7週で迎えた4戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳B10（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた5戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳B9（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトーアアサヒを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。