カシノリュウジン（1992年生、母トモリュウシンゲキ）

カシノリュウジン（1992年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシンウルフ（当時13歳）と交配したトモリュウシンゲキが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は釘田義教。戦績は、中央平地34戦1勝2着5回。1994年のひまわり賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

7月16日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は438kg。17頭立ての10番人気で大外17番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

7月30日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月14日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したターフジェニックにクビ差届かず2着となった。

8月27日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月4日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月2日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたランドヴユウ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

10月23日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で渡辺薫彦騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた8戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

3歳（1995年）

1月29日、中4週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた13戦目は、4歳500万下のたんぽぽ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で須貝尚介騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のサツマノホシに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月24日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、4歳500万下（中京芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（7戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

7月22日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（8戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた16戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の霧島賞（小倉芝1700m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の青島特別（小倉芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（9戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の深草特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（10戦0勝）。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（11戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（12戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（13戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（14戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（6戦1勝）。15頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

4歳（1996年）

1月7日、中4週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（7戦1勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（8戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 雪/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（9戦1勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ウィンディローズに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

3月17日、中4週で迎えた27戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（10戦1勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

7月20日、約4か月の休み明けで迎えた28戦目は、4歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（15戦0勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下の洞海特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（16戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた30戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の霧島賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、カシノテンリュウにクビ差交わされて2着となった。

8月31日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、ホーリースピリットにアタマ差交わされて2着となった。

10月6日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた32戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（11戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた33戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

5歳（1997年）

4月27日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた34戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。