グリントビート（2017年生、母ワタシマッテルワ）

グリントビート（2017年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「輝き＋鼓動」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時14歳）と交配したワタシマッテルワが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は中島牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方3戦3勝。2022年の星雲賞(地方重賞)に勝利した他、2022年のさまにオープンを制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,400万円（7万×200口）で一口馬主が募集された。

寺島良厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

5月17日、デビュー戦は荻野琢真騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では目立つような脚を使えず16着に終わった。

6月27日、中5週で迎えた2戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般C4-6（門別ダート1700m 曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキタノエイカンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月6日、中1週で迎えた4戦目は、一般C4-3（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグーテオヌールに約11馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月27日、中2週で迎えた5戦目は、こめぞー新十津川町魅力発信特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のインゴニャーマに9馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2021年）

5月12日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、コデマリ特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワンダフルライフを異次元の末脚で3/4馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。

5月25日、中1週で迎えた7戦目は、森と匠の村おといねっぷ特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウキョウドライヴを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って怒涛の5連勝を決めた。

6月22日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、タイサンボク特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウキョウドライヴを次元の違う末脚で半馬身差し切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月8日、中1週で迎えた9戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、ホクレンえん麦特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のスピルアウトに1馬身半の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

7月27日、中2週で迎えた10戦目は、JAバンクよりぞう特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（6戦6勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリュミエールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

8月24日、中3週で迎えた11戦目は、モーリス・プレミアム（門別ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（7戦7勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスピルアウトを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って驚異の9連勝を決めた。

9月9日、中1週で迎えた12戦目は、ホクレンパールライス特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（8戦8勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったグーガルラヴィを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

10月7日、中3週で迎えた13戦目は、地方重賞の瑞穂賞（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（9戦8勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

11月3日、中3週で迎えた14戦目は、イーストスタッド特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（10戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、リュミエールにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（2022年）

4月20日、約5か月半の休み明けで迎えた15戦目は、シバザクラ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（11戦8勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、バブルガムダンサーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5月3日、中1週で迎えた16戦目は、ナダル・プレミアム（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐冬樹騎手（12戦8勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るサンケイワールドを強烈な末脚でアタマ差だけ差し切って断トツ人気に応えた。

6月1日、中3週で迎えた17戦目は、さまにオープン（門別ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は石川倭騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るチャイヤプーンを半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

6月23日、中2週で迎えた18戦目は、楽天競馬ポイント10%還元特別（門別ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のガッツポーズを半馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

7月21日、中3週で迎えた19戦目は、地方重賞の星雲賞（門別ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（13戦9勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルシスネロスを豪脚で半馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。

8月18日、中3週で迎えた20戦目は、エピファネイア・プレミアム（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は石川倭騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた21戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、サートゥルナーリア・プレミアム（門別ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルシスネロスを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

10月13日、中3週で迎えた22戦目は、地方重賞の瑞穂賞（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は石川倭騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた23戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

6歳（2023年）

4月26日、約5か月半の休み明けで迎えた24戦目は、ナダル・プレミアム（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では生来の敢闘精神でどうにかこうにかゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた25戦目は、地方重賞のコスモバルク記念（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

6月8日、中3週で迎えた26戦目は、キタサンブラック・プレミアム（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた27戦目は、JA門別馬舞米特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（4戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、伸びてきたビービーガウディ決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月3日、中5週で迎えた28戦目は、海あり!山あり!日高町特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（5戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のヤークトボマーをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

8月16日、中1週で迎えた29戦目は、旭岳賞（門別ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、イダペガサスに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月13日、中3週で迎えた30戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、レイデオロ・プレミアム（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた31戦目は、瑞穂賞（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた32戦目は、コントレイル・プレミアム（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（8戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた33戦目は、門別軽種馬生産振興会特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（9戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

7歳（2024年）

4月25日、約5か月半の休み明けで迎えた34戦目は、宮内勇樹騎手を鞍上に迎えて、ゆうべつチューリップフェア特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。