ライラックノユメ（2006年生、母ライラックノカオリ）

ライラックノユメ（2006年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋夢」。毛色は青毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時11歳）と交配したライラックノカオリが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）庄野牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方3戦3勝。主な勝ち鞍は2009年のきんもくせい特別(一般C4-1)。

経歴

デビュー前

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

12月21日、デビュー戦は吉田稔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入った。

12月28日、連闘で迎えた2戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

3歳（2009年）

2月8日、中5週で迎えた3戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

4月11日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

7月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた5戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

10月7日、中6週で迎えた7戦目は、一般D1-2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るドリームディザイアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月21日、中1週で迎えた8戦目は、一般D1-1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のフレアリングブイに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月11日、中2週で迎えた9戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、きんもくせい特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のボンファイアーに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月12日、中3週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた10戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず16着に終わった。