シャトーエルシド（2009年生、母シャトールーカン）

シャトーエルシド（2009年4月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノエルシド（当時12歳）と交配したシャトールーカンが20歳のときに産んだ14番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マツケン農場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方29戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

11月20日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/重）に出走。馬体重は450kg。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びが鈍く17着に終わった。

3歳（2012年）

2月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の如月賞（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

3月25日、中5週で馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた3戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

6月2日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

7月15日、中5週で迎えた6戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

8月18日、中4週で迎えた7戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、6着を確保した。

9月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを5馬身以上キープして、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた9戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた10戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、アイルランドローズに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月7日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた12戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったネオアレクサンドラに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月20日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

4歳（2013年）

1月4日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

1月17日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた15戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、メイショウアレーナに半馬身交わされて2着となった。

2月6日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた16戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアヴォカに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月28日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた18戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のハリウッドレインに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月20日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

9月8日、中6週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。

11月14日、中9週で迎えた22戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、らんたな賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた23戦目は、はぼたん賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた24戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、ろうばい賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

5歳（2014年）

1月9日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、チキリガムに交わされて2馬身差の2着となった。

1月29日、中2週で迎えた26戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、まんさく賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた27戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた28戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は坂本和也騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のランクローズに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月15日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

5月15日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた31戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったオーアンジェリーナをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

7月17日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた35戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた36戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は田野豊三騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったウインヒーローに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。