ヤマニンメテオール（1993年生、母ブラツシングキヤシー）

ヤマニンメテオール（1993年6月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のヤマニンスキー（当時18歳）と交配したブラツシングキヤシーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着2回。1996年のシンザン記念(G3)で3着に入った他、1995年の京都3歳ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

浅見国一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

7月9日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

7月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のファイブブルボンに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

9月3日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのコスモス賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた5戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月12日、中6週で迎えた6戦目は、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したロングシコウテイにハナ差届かず2着となった。

12月2日、中2週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったメイショウヤエガキに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月23日、中2週で迎えた8戦目は、2歳G3のラジオたんぱ杯3歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3歳（1996年）

1月14日、中2週で迎えた9戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り小雨/良）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

1月27日、中1週で迎えた10戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下の梅花賞（京都ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。