グロリアスウィン（1996年生、母ブリオッソバンブー）

グロリアスウィン（1996年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時10歳）と交配したブリオッソバンブーが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は水上祐範。戦績は、中央平地5戦0勝、地方18戦10勝2着2回。主な勝ち鞍は2001年の九千部賞(C1)。

経歴

デビュー前

安藤正敏厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

6月13日、デビュー戦は清山宏明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

7月5日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

11月8日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から32kg戻して迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた4戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

3歳（1999年）

1月17日、中6週で迎えた5戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

10月10日、約9か月の休み明けで迎えた6戦目は、古泉悟騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマダムロンシャンに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月14日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた7戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコウセイフクムスメに7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月27日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマサノエリートに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月23日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキザングローリアスに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月31日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテンマサークルに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4歳（2000年）

1月16日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニシノマイケルに6馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

1月29日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマチヤキングに5馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

2月11日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（6戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のオパールノユメを半馬身振り切って貫禄の8連勝を決めた。

5歳（2001年）

3月26日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で鮫島克也騎手（7戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したグレートデュークを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

4月22日、中3週で迎えた15戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた16戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（8戦7勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたサンキョウゲット決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月11日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（9戦7勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のザサードマンに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

6月23日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（10戦8勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月14日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（11戦8勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた21戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

9月3日、中3週で迎えた22戦目は、石川浩文騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた23戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川浩文騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイブキフリーラインに2馬身の差をつけて優勝