ゼローソ（2018年生、母ギフトオブソング）

ゼローソ（2018年3月29日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「熱のこもった(音楽用語)」。毛色は栗毛。種牡馬のフリオーソ（当時14歳）と交配したギフトオブソングが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。主な勝ち鞍は2020年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

8月29日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は500kg。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月15日、中7週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線に入ると、前で粘るアレナマエストロを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

12月20日、中4週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの寒椿賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

3歳（2021年）

2月14日、中7週で迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。

8月28日、約6か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のダノンマヴロスをアタマ差振り切って久方ぶりの実戦をモノにした。

9月18日、中2週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの松戸特別（中山ダート2400m 曇/不良）に出走。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

11月28日、中9週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのアプローズ賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

4歳（2022年）

2月5日、中9週で迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

11月12日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

5歳（2023年）

1月15日、中8週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた11戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

2023年1月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

2月22日、中4週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた12戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、日向坂賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた13戦目は、一般B3五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた14戦目は、弁天橋賞（大井ダート1650m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた15戦目は、プリマヴェーラ賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた16戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、トーラス賞（大井ダート1650m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた17戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、赤坂賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた18戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、鼠坂賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた19戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、向暑特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた20戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、夏帽子特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

10月18日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、陽月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

11月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、半澤慶実騎手を鞍上に迎えて、シリウス賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

11月24日、中2週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた23戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた24戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、ターコイズ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6歳（2024年）

1月11日、中1週で迎えた25戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、鏡開き特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

4月17日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた26戦目は、フリージア特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヴェルデヴェントに2馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。