カツラビューティー（1990年生、母ツキセデス）

カツラビューティー（1990年5月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホスピタリティ（当時11歳）と交配したツキセデスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は富樫誠。戦績は、中央平地19戦1勝2着3回、地方14戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

山田義人厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（1992年）

8月9日、デビュー戦は大垣敏夫騎手を鞍上に据えて、3歳（佐賀ダート900m 晴/不良）に出走。馬体重は434kg。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のモーニングメロディに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月30日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大垣敏夫騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラアミティーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月3日、中4週で迎えた3戦目は、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大垣敏夫騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のジュニアチャレンジトロフィーr（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大垣敏夫騎手（3戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったラックホーセキから7馬身差の2着となった。

11月15日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大垣敏夫騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で大垣敏夫騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカリサニーオーをクビ差制して3勝目を収める

3歳（1993年）

1月3日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で大垣敏夫騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマビコアイドルをアタマ差制して優勝

1月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のニューイヤーカップ（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大垣敏夫騎手（7戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のゲイロードに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月14日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で大垣敏夫騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のキンコージョオウに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月17日、中8週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた10戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの春蘭ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた11戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた12戦目は、4歳900万下の白藤ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

7月10日、中4週で迎えた13戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の室蘭特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた14戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

4歳（1994年）

4月16日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマイネルアルファをクビ差捉え切れず2着となった。

5月15日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川合達彦騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず3着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で川合達彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったヨネクリスタルにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で川合達彦騎手（3戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したカジノにハナ差届かず2着に甘んじた。

7月24日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で川合達彦騎手（4戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリックビゼンに約10馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月6日、中1週で迎えた20戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の真駒内特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月10日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の大沼ステークス（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

5歳（1995年）

2月19日、約5か月半の休養明けで迎えた22戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

3月18日、中3週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の伊丹特別（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は川合達彦騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川合達彦騎手（6戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は村本善之騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は川合達彦騎手（7戦1勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

7月8日、中6週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下の室蘭特別（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川合達彦騎手（8戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で川合達彦騎手（9戦1勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

9月20日、中8週で迎えた29戦目は、小林真治騎手を鞍上に迎えて、長月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた30戦目は、薮口一麻騎手を鞍上に迎えて、神無月特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったアシュラトップからアタマ差の2着に惜敗した。

11月1日、中1週で迎えた31戦目は、ノベンバー特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で薮口一麻騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた32戦目は、晩秋特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で薮口一麻騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた33戦目は、ターコイズ特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で薮口一麻騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。