パインハースト（2003年生、母カサダガ）

パインハースト（2003年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「海外ゴルフ場名」。毛色は芦毛。種牡馬のエルコンドルパサー（当時8歳）と交配したカサダガが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）パカパカファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方4戦3勝。主な勝ち鞍は2007年の一般C11。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

2月4日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

4歳（2007年）

4月10日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた2戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウクレアに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月6日、中7週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミキノミューズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月5日、中3週で迎えた4戦目は、焼岳特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

9月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のファイトカンガルーに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。