スイートボレロ（1992年生、母スイートリック）

スイートボレロ（1992年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のモガミ（当時16歳）と交配したスイートリックが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地29戦3勝2着1回、中央障害3戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

12月4日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

3歳（1995年）

1月15日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったマヤノサンフラワーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月12日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

8月20日、約6か月半の休養明けで迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

9月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓の敢闘精神で渋太く持ち堪えて先頭をうかがい、最後は2着のキングアサティスをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

4歳（1996年）

4月7日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた7戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（6戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ7着に沈んだ。

6月8日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた11戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は藤井正輝騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（8戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（9戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

9月7日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（10戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（11戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリンガスマドンナを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月17日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（12戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

5歳（1997年）

4月26日、約4か月半の休養明けで迎えた21戦目は、町田義一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた22戦目は、越後特別（新潟(地)ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で町田義一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で町田義一騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田義一騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた25戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のタカラカンナを3/4馬身振り切って3勝目を掴み取った。

8月30日、中5週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下（新潟ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

10月11日、中5週で迎えた28戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた29戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下（東京ダート2100m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は村田一誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

6歳（1998年）

1月10日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月27日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに24kg減らして迎えた32戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月23日、中7週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は成田均騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。