フィールドソラール（1995年生、母For a Night）

フィールドソラール（1995年2月12日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のマイニング（当時11歳）と交配したFor a Nightが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地24戦4勝、中央障害2戦0勝、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は1999年のなにわステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

3月1日、デビュー戦は松本達也騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

3月8日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイガノカンナに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月4日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下のかいどう賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトーヨーペクターに3馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

5月3日、中3週で迎えた4戦目は、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松本達也騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた5戦目は、4歳900万下のホンコン・ジョッキークラブ・トロフィー（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松本達也騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のフジノプライアムを半馬身振り切って3勝目を奪取した。

7月5日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で松本達也騎手（5戦3勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

4歳（1999年）

1月9日、約6か月半の休養明けで迎えた7戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（6戦3勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上1600万下の北山ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（7戦3勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（8戦3勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた11戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のキンノステージに3馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

4月17日、中2週で迎えた12戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、G3のプロキオンステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

10月23日、約6か月半の休養明けで迎えた13戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、神無月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

11月21日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（9戦3勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた15戦目は、M.キネーン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の’99ゴールデンスパートロフィー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の元町ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（10戦3勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では賦性のガッツでゴールまで頑張り、5着を確保した。

5歳（2000年）

1月8日、中2週で迎えた17戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた18戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の洞海湾ステークス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月4日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

10月21日、約7か月半の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい17着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた21戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のラジオ福島賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

12月10日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の元町ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（11戦3勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

6歳（2001年）

1月22日、中5週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（12戦3勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた24戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月21日、約5か月の休み明けで迎えた25戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月9日、中6週で迎えた26戦目は、3歳以上1600万下の涼秋ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（13戦3勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

11月21日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた27戦目は、中島洋三騎手を鞍上に迎えて、阿蘇高岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた28戦目は、高山伸一騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7歳（2002年）

1月2日、中2週で迎えた29戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は中島洋三騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。11着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた30戦目は、地方重賞の荒尾金盃（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島洋三騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。