ニホンピロジパング（2005年生、母ミルカレント）

ニホンピロジパング（2005年6月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋黄金の国」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時20歳）と交配したミルカレントが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）稲原牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方7戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上B1一。

経歴

デビュー前

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

12月9日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は失速してしまい17着に終わった。

3歳（2008年）

5月31日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた4戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月14日、中6週で迎えた5戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳F4二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホクザンアントルメに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月11日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦の天王山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたマイネルフリーデン決め手に屈してクビ差の2着となった。

10月2日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上D1一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドンペトリュスに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上C4一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゲームアディクトに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月18日、中2週で迎えた9戦目は、HBA協賛馬産地特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のフィールドジェニーに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月4日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上B1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大山真吾騎手（5戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のユキノブロッサムに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上B1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で大山真吾騎手（6戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のビビットプラムに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。