サンカルテット（2000年生、母カシワズビーナス）

サンカルテット（2000年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「太陽の４人組」。毛色は鹿毛。種牡馬のイシノサンデー（当時7歳）と交配したカシワズビーナスが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は柏木善治。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、日農産柏木牧場から「八戸10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、柏木善治から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって472.5万円で落札された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

7月20日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

7月27日、連闘で迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（函館芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

8月31日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

11月2日、中8週で迎えた4戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったマイネルエタンセルにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

11月17日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシルクアルディを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2003年）

1月11日、中7週で迎えた6戦目は、3歳500万下の黒竹賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた8戦目は、3歳G3の共同通信杯（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

4月20日、中9週で迎えた9戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の滝桜賞（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

5月25日、中4週で迎えた10戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

9月6日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山芝2500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

4歳（2004年）

3月20日、約6か月の休養明けで迎えた13戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。