レイナブローニュ（2016年生、母レイナカスターニャ）

レイナブローニュ（2016年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋ロンシャン競馬場のあるブローニュの森から」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時13歳）と交配したレイナカスターニャが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は秋田牧場。主な勝ち鞍は2021年の’21 ティアラカップ(一般A2以下牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、秋田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、山本又一郎によって637.2万円で落札された。

斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

11月17日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイメイコスモスにクビ差届かず2着に甘んじた。

3歳（2019年）

3月9日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

7月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で福永祐一騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

8月18日、中2週で迎えた7戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

10月2日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、競馬ゲーム「ウイニングポスト」賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた9戦目は、白秋賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルーシッドドラゴンに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月15日、中3週で迎えた10戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、水彩都市・江東賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマーカスに1馬身3/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月5日、中2週で迎えた11戦目は、初氷賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のゴーマイウェイに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2020年）

1月18日、中5週で馬体重を前走から28kg減らして迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 小雪/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

4月26日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

6月21日、中4週で迎えた15戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、抜け出したシャイニールミナスにクビ差届かず2着となった。

7月5日、中1週で迎えた16戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた17戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた18戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

9月20日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた19戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、爽籟賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

10月7日、中1週で迎えた20戦目は、日本は、楽しむことをおそれるな。賞（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したスーラリュンヌにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月5日、中3週で迎えた21戦目は、競馬のない日はメガイルミ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福原杏騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のリープリングスターに2馬身半の差をつけて優勝

11月19日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定オープンのシンデレラマイルトライアル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福原杏騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた23戦目は、スマイルシティ・品川賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で福原杏騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のオウケンスターダムを3/4馬身振り切って5勝目を手にした。

5歳（2021年）

1月19日、中5週で迎えた24戦目は、初富士賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で福原杏騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るネスターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

2月16日、中3週で迎えた25戦目は、フェブラリー賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

3月30日、中5週で迎えた26戦目は、牝馬限定戦の’21 ティアラカップ（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマーガレットスカイに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月12日、中5週で迎えた27戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

6月17日、中4週で迎えた28戦目は、スパーキングプラチナチャレンジ（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（4戦2勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

10月6日、約3か月半の休養明けで迎えた29戦目は、ネットで競馬、ネットケイバ賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（5戦2勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

11月4日、中3週で迎えた30戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、ともに生きるまちえどがわ賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトドビエンを3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

12月9日、中4週で迎えた31戦目は、スモーキークォーツ賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

12月30日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた32戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田凌騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

6歳（2022年）

2月24日、中7週で迎えた33戦目は、梅花賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田凌騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた34戦目は、牝馬限定戦の’22ティアラカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田凌騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。