ミンナノシャチョウ（2015年生、母ラストアロー）

ミンナノシャチョウ（2015年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「みんなの社長」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時8歳）と交配したラストアローが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

12月2日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたメイショウイサナ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

12月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

3歳（2018年）

1月13日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

6月23日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい13着に敗れた。

8月8日、中3週で迎えた6戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた7戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウチロルを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月14日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウチロルを上がり3位の末脚で3/4馬身差し切って2勝目をマークした。

11月24日、中9週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

4歳（2019年）

2月23日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

3月3日、連闘で迎えた11戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 小雨/不良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

6月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

8月25日、中9週で迎えた13戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 小雨/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

11月27日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

5歳（2020年）

2月8日、中9週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

5月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

6月27日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた18戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

9月6日、中7週で迎えた19戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた21戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。14着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

6歳（2021年）

1月31日、中9週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒岩悠騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黒岩悠騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

3月7日、中2週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で黒岩悠騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月18日、約4か月半の休養明けで迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で黒岩悠騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。4着を確保した。

8月14日、中3週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で黒岩悠騎手（6戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のプリンスオブペスカに5馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

9月25日、中5週で迎えた28戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で黒岩悠騎手（7戦1勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。