ファストレーン（2021年生、母フライングニンバス）
Fast Lane
2021.03.05
ファストレーン（2021年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「追い越し車線」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルスティール（当時9歳）と交配したフライングニンバスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は上水牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳新馬。
経歴
デビュー前
野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2024年）
1月27日、デビュー戦は今村聖奈騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアレに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。
3月10日、中5週で迎えた2戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に敗れた。
6月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。
7月20日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。
12月15日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた5戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。
4歳（2025年）
5月16日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般B9 C3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のステラヴェルデに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。
5月30日、中1週で迎えた7戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、猪口岳昭誕生日記念（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のミスティックパワーに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。
6月24日、中3週で迎えた8戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、粕壁宿特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るココモローズを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけてファンの支持に応えた。
7月24日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦の晩涼特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったトーセンジェミニに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。
8月18日、中3週で迎えた10戦目は、秋風月特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。
9月25日、中4週で迎えた11戦目は、祝月特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るパンクビートを上がり3位の末脚で3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。
11月5日、中5週で迎えた12戦目は、ジーニアススプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったジョイフルロックに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。