マイネルマクロス（2001年生、母サクラエンドレス）

マイネルマクロス（2001年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋長い（ギリシャ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時9歳）と交配したサクラエンドレスが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は野口牧場。戦績は、中央平地12戦2勝2着2回。2004年の京成杯(G3)で2着に入った他、2004年の毎日杯(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額4,000万円（20万×200口）で一口馬主が募集された。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

6月21日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は478kg。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月30日、中6週で迎えた3戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた4戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のテイエムポパイに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月4日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマイネルベナードに4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

11月1日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの京都2歳ステークス（京都芝2000m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したミスティックエイジを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

12月28日、中3週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2004年）

1月18日、中2週で迎えた9戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、フォーカルポイントに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

3月27日、中9週で迎えた10戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を5馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた11戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

5月30日、中5週で迎えた12戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを5馬身以上確保して、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。