ウエクオブキング（2003年生、母ヌヴェールネージュ）

ウエクオブキング（2003年5月17日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のムタファーウエク（当時7歳）と交配したヌヴェールネージュが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）前田ファーム。戦績は、地方28戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の雄二バースディ記念。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前田宗将から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、前田宗将から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、亀井勝豊によって178.5万円で落札された。2歳のとき、スリーホースマネージメントから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、中部建材によって388.5万円で落札された。

松原義夫厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2005年）

11月8日、デビュー戦は丸野勝虎騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（14）（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。馬体重は433kg。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

3歳（2006年）

1月1日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の飛騨神岡中谷家招福祈念（笠松ダート800m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、プリティーシーズに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

1月13日、中1週で迎えた3戦目は、3歳戦の雄二バースディ記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマツノテンイチに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

1月23日、中0週で迎えた4戦目は、3歳戦の頑張る笠松競馬を応援する賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

2月20日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

4月3日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で浜口楠彦騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で浜口楠彦騎手（6戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月14日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で浜口楠彦騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた10戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

10月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（8戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

10月25日、連闘で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（9戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた13戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、一般C30（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた14戦目は、一般C31（名古屋ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエプソムチャームに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月5日、連闘で迎えた15戦目は、一般C19（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた16戦目は、一般C22（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

4歳（2007年）

1月1日、中1週で迎えた17戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた18戦目は、一般C27（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤利征騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた19戦目は、一般C28（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤利征騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

2月4日、連闘で迎えた20戦目は、一般C28（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤利征騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた21戦目は、一般C29（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤利征騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた22戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は児島真二騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた23戦目は、一般C27（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた24戦目は、山本智史誕生記念イソロク杯（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤利征騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

4月17日、連闘で迎えた25戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた26戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、飯田先生退任記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた27戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた28戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。