ゴッドセレクション（2018年生、母アルティメイトラブ）

ゴッドセレクション（2018年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「神の選択」。毛色は鹿毛。種牡馬のノヴェリスト（当時9歳）と交配したアルティメイトラブが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2021年のジャパンダートダービー(Jpn1)で2着に入った他、2021年の兵庫チャンピオンシップ(Jpn2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、によって円で落札された。

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

10月18日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた2戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のシグネチャーセルをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

11月21日、中1週で迎えた3戦目は、2歳1勝クラスのもちの木賞（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

3歳（2021年）

2月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレプンカムイに8馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

3月27日、中6週で迎えた5戦目は、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中井裕二騎手（3戦2勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のメイショウムラクモに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月4日、中4週で迎えた6戦目は、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で中井裕二騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、伸びてきたリプレーザ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月14日、中9週で迎えた7戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で中井裕二騎手（5戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したキャッスルトップにアタマ差届かず2着に甘んじた。

10月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中井裕二騎手（6戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

4歳（2022年）

6月12日、約8か月半の休み明けで迎えた9戦目は、ハンデ戦でオープンの三宮ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中井裕二騎手（7戦3勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

5歳（2023年）

2月4日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、アルデバランステークス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は中井裕二騎手（8戦3勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

11月3日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg減らして迎えた12戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、Jpn1のJBCスプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

2021年7月21日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。