タッチオブゴールド（1996年生、母ダイナタッチ）

タッチオブゴールド（1996年5月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時8歳）と交配したダイナタッチが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地32戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

11月28日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1700m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた2戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中京芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

3歳（1999年）

1月6日、中1週で迎えた3戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月24日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1700m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

8月21日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 小雨/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で武英智騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のビッグブライアンに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月5日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で武英智騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

9月26日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の布引特別（阪神芝2500m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

10月9日、中1週で迎えた9戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヘッドシップを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月5日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の彦島特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

4歳（2000年）

5月13日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、5歳以上500万下（福島芝2600m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は武英智騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

6月19日、中4週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武英智騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武英智騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のタヤスサチカゼに3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

8月12日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武英智騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の青島特別（小倉芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で武英智騎手（9戦2勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で武英智騎手（10戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

10月28日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の相馬特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で武英智騎手（11戦2勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のシルバーミーティアに1馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

5歳（2001年）

2月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の吉野ケ里特別（小倉芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で武英智騎手（12戦3勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

3月3日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、4歳以上900万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で武英智騎手（13戦3勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

4月8日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の明石特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で武英智騎手（14戦3勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の桜木特別（福島芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で武英智騎手（15戦3勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下の飯坂特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で武英智騎手（16戦3勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

8月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で武英智騎手（17戦3勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい10着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で武英智騎手（18戦3勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の野分特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で武英智騎手（19戦3勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の加治川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は17戦連続で武英智騎手（20戦3勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の姫川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で武英智騎手（21戦3勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

6歳（2002年）

3月10日、約5か月の休養明けで迎えた31戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の野麦峠特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた32戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の遠州灘特別（中京芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。17頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを17番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず17着に終わった。