ヤマノアロー（2010年生、母アロールーシー）

ヤマノアロー（2010年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のリンカーン（当時10歳）と交配したアロールーシーが20歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方38戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の2歳C1一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、矢野牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、澤村敏雄によって210万円で落札された。

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

9月1日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

10月6日、中4週で迎えた2戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた4戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、2歳C2三（水沢ダート850m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた5戦目は、2歳C2三（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチャーミールルに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月17日、連闘で迎えた6戦目は、2歳C1一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く持ち堪えて先頭に立ち、最後は2着のビービーアンジュをハナ差振り切って断トツの支持に応えた。

12月30日、中1週で迎えた7戦目は、2歳B1（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったゴールドボンバーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3歳（2013年）

1月12日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

3月23日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳戦の春の水沢競馬（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で南郷家全騎手（5戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

4月7日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた10戦目は、3歳B2一（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で南郷家全騎手（6戦2勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、エルビウムに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

4月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のフキノトウレース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で南郷家全騎手（7戦2勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた12戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた13戦目は、3歳B2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の五葉山火縄銃鉄砲隊レース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（9戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の百日草レース（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（10戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた16戦目は、3歳B2（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（11戦2勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の玉山区夏まつりレース（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（12戦2勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた18戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、3歳B2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた19戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、一般C1十（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1十一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

10月12日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、一般C1十（盛岡ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地康朗騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた22戦目は、キリン澄みきり賞（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菊地康朗騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1十一（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菊地康朗騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で菊地康朗騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

12月2日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったモモイロパンチに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月9日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は菊地康朗騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

12月16日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

12月23日、連闘で迎えた28戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたボディアンドソウル決め手に屈してアタマ差の2着となった。

12月31日、連闘で迎えた29戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のメモリアルメイトをクビ差振り切って3勝目を挙げた。

4歳（2014年）

1月5日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月13日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

3月23日、中9週で迎えた32戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

3月30日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

4月6日、連闘で迎えた34戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

4月13日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた37戦目は、ガーベラレース（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

5月10日、連闘で迎えた38戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

5月17日、連闘で迎えた39戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（7戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた40戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた41戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で菅原辰徳騎手（9戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。