テイクマイミラクル（1999年生、母ファーストナイティング）

テイクマイミラクル（1999年3月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のHoly Bull（当時8歳）と交配したファーストナイティングが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）駿河牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方12戦7勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

12月1日、デビュー戦は難波剛健騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は448kg。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた2戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

3歳（2002年）

7月20日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

8月3日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

10月19日、中8週で迎えた6戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

12月7日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のドリームサクセサーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月30日、中2週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカエシワザに5馬身の差をつけて2勝目をマークした。

4歳（2003年）

1月25日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハカタノテンシに7馬身の差をつけて優勝

2月10日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブライトファイアに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月22日、中1週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた11戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（4戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマジカルコマンドに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月8日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ニシノズシオウにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で真島正徳騎手（6戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

8月14日、約4か月半の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で真島正徳騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で真島正徳騎手（8戦5勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で真島正徳騎手（9戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のドリームサクセサーに4馬身の差をつけて制した。

10月5日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で真島正徳騎手（10戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月8日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で真島正徳騎手（11戦6勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るチャイニーズキッスを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。