サンアンカレッジ（2014年生、母オンワードファニー）

サンアンカレッジ（2014年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「太陽＋アメリカの都市名」。毛色は栗毛。種牡馬のアッミラーレ（当時17歳）と交配したオンワードファニーが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は神島芳仁。主な勝ち鞍は2017年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、神島芳仁から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ケイズによって216万円で落札された。

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月2日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

8月6日、連闘で迎えた3戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（3戦0勝）。17頭立ての10番人気で18番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月17日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で二本柳壮騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、パフォームにアタマ差交わされて2着となった。

10月8日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で二本柳壮騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

11月26日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で二本柳壮騎手（6戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

12月17日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミルトプリンスにクビ差届かず2着となった。

3歳（2017年）

1月7日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（7戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（8戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のディーグランデに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月8日、中1週で迎えた11戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。17頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5月28日、中6週で迎えた12戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

6月24日、中3週で迎えた13戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

10月9日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

12月2日、中7週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（9戦1勝）。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。最後は失速してしまい18着に終わった。

4歳（2018年）

2月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

4月14日、中6週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

5月20日、中4週で迎えた18戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。