ミスヨシゼン（2021年生、母バアゼルザウバー）

ミスヨシゼン（2021年2月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「敬称+過去の所有馬名」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時18歳）と交配したバアゼルザウバーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は市川牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、市川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって748万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、橋本忠雄によって1,210万円で落札された。

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

8月6日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー新潟（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

11月11日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

12月17日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

3歳（2024年）

2月18日、中8週で迎えた4戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

5月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、4着に入った。

6月2日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったフクチャントウメイに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月23日、中2週で迎えた7戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のエッカートに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月9日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

4歳（2025年）

1月11日、中8週で迎えた9戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。