キングスキャット（2015年生、母ハニーカラー）

キングスキャット（2015年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「王＋ジャズで使われる歌唱法」。毛色は鹿毛。種牡馬のスマートロビン（当時7歳）と交配したハニーカラーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）スピードファーム。戦績は、中央平地11戦1勝。主な勝ち鞍は2018年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

6月11日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、5着を確保した。

9月3日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

12月9日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

3歳（2018年）

1月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスズヨブラックに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月24日、中6週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦1勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた9戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて16着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた10戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた11戦目は、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。13着に終わった。