リアリティー（2010年生、母アドマイヤセレッソ）

リアリティー（2010年4月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「現実」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時11歳）と交配したアドマイヤセレッソが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は大江牧場。戦績は、中央平地22戦2勝、地方12戦0勝。2012年のダリア賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

6月30日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコスモスターターに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

8月4日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月3日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定2歳重賞のアルテミスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり18着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のからまつ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

3歳（2013年）

1月21日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

2月3日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた8戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

4月28日、中8週で迎えた9戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

7月6日、中9週で迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

8月18日、中5週で迎えた11戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。最後は、2着のレヴァンタールに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月20日、中8週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦1勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月16日、中3週で迎えた13戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

4歳（2014年）

2月10日、中9週で迎えた15戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

3月16日、中4週で迎えた16戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

5月10日、中7週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（2戦1勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月20日、中9週で迎えた18戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（3戦1勝）。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。15着に終わった。

10月4日、中6週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（4戦1勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

12月14日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

5歳（2015年）

1月11日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉原誠人騎手（6戦1勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

3月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、東風特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた24戦目は、夢見草（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた25戦目は、石桜杯（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた26戦目は、開局20周年記念グリーンチャンネル賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた27戦目は、エスカボークル賞（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で斎藤雄一騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた28戦目は、OROスプリント特別（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で斎藤雄一騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた29戦目は、久慈流灯祭・納涼花火大会賞（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で斎藤雄一騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

8月22日、中0週で迎えた30戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で斎藤雄一騎手（7戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月4日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた31戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、白神賞（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた32戦目は、森川海のまち宮古賞（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（8戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

11月16日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた33戦目は、ノベンバーカップ（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（9戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた34戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、メイドイン盛岡賞（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。