ギブソンガール（2004年生、母マジックキス）

ギブソンガール（2004年2月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「米国の美人の代名詞。ギブソン氏の描くイラストから」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時19歳）と交配したマジックキスが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地16戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

6歳のとき、千代田牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、土橋正雄によって483万円で落札された。

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

1月13日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るベンケイを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

1月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

3月4日、中4週で馬体重を前走からさらに18kg減らして迎えた3戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

7月15日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg戻して迎えた4戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた5戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。

12月23日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から32kg減らして迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

4歳（2008年）

1月26日、中4週で迎えた7戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

2月2日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったアクセルファイヤーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

3月23日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田中健騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったウェディングフジコに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月12日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で田中健騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた12戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のクラッシックベルを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

5月25日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田中健騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

8月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。