ファイヤーボール（1995年生、母ラドンナリリー）

ファイヤーボール（1995年5月5日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンシングブレーヴ（当時12歳）と交配したラドンナリリーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）向別牧場。戦績は、中央平地29戦1勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の揖斐川特別(500万下)。

経歴

デビュー前

サラブレッドクラブライオンにてで一口馬主が募集された。

中村好夫厩舎（栗東）へ入厩。

4歳（1999年）

2月13日、デビュー戦は牧田和弥騎手を鞍上に据えて、5歳以上500万下の鳳来寺山特別（中京ダート1700m 晴/重）に出走。馬体重は528kg。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、うぐいす特別（笠松ダート1800m 雨/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた3戦目は、5歳以上500万下（中京ダート2300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた4戦目は、5歳以上500万下の左京山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したメインストリームにクビ差届かず2着となった。

4月18日、中1週で迎えた5戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1800m 雨/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は牧田和弥騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

5月15日、連闘で迎えた7戦目は、5歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた8戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

8月1日、中6週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

5歳（2000年）

3月4日、約7か月の休養明けで迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中京芝2500m 雨/良）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、タイキポーラに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

3月19日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（6戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

3月25日、連闘で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中京ダート2300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で牧田和弥騎手（7戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月6日、中5週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下の鬼怒川特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で牧田和弥騎手（8戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で牧田和弥騎手（9戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。

6月10日、中2週で迎えた15戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の木曽川特別（中京芝2500m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた16戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6歳（2001年）

6月2日、約11か月の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上900万下の木曽川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（10戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

9月2日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を5馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ゴールドレジェンドにアタマ差交わされて2着となった。

9月9日、連闘で迎えた19戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

11月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた20戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のミルキーマイスターに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月16日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた21戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

7歳（2002年）

1月19日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた22戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた23戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

3月2日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた25戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

6月15日、約3か月の休養明けで迎えた26戦目は、3歳以上500万下（函館芝2600m 雨/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月10日、中7週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた27戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月1日、約4か月の休養明けで迎えた28戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

8歳（2003年）

1月18日、中6週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた29戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

9歳（2004年）

1月17日、約12か月の休養明けで迎えた30戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（6戦0勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。