ピサノチカラ（1996年生、母ダイナプリズム）

ピサノチカラ（1996年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキャロルハウス（当時11歳）と交配したダイナプリズムが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地26戦3勝2着1回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は2000年のインディアトロフィー(500万下)。

経歴

デビュー前

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

1月5日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は422kg。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

2月20日、中4週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3月27日、中4週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

4月18日、中2週で迎えた5戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1800m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はロージーメドウと並んで2着同着となった。

5月9日、中2週で迎えた6戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は渡辺薫彦騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

7月18日、中4週で迎えた9戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月8日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のタイトルカホーをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2000年）

6月10日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦1勝）。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。先手を取り、かなり緩いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では最後まで息が続かず18着に終わった。

7月16日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下のインディアトロフィー（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（7戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジリジリと前との差を詰めて、最後は2着のカイトウルパンを半馬身振り切って勝利をモノにする

9月3日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の青島特別（小倉芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（8戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

10月7日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（9戦1勝）。17頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

11月5日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（10戦1勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

5歳（2001年）

4月22日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の赤湯特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた18戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

6月3日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（11戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

7月15日、中5週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（12戦1勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の若戸特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（13戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

8月26日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

9月1日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（14戦1勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のグランプリキングを3/4馬身振り切って3勝目を手にした。

9月29日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（15戦2勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた25戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の姫川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の磐梯山特別（福島芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

6歳（2002年）

5月6日、約6か月の休養明けで迎えた27戦目は、安藤貴英騎手を鞍上に迎えて、ジルコニア特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月13日、中4週で迎えた28戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、ガーベラ特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月26日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた29戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、ささゆり特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月3日、連闘で迎えた30戦目は、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた31戦目は、ねむの木特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた32戦目は、百日紅特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。