ニシノシンフォニー（2000年生、母ブランドセレナーデ）

ニシノシンフォニー（2000年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母よりも華やかな交響曲を（母名より連想）」。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時13歳）と交配したブランドセレナーデが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地23戦2勝2着1回、中央障害1戦0勝。2003年のセントライト記念(G2)で2着に入った他、2003年の福島記念(ハンデG3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

10月13日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた2戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のテイエムチトセオーに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月9日、中1週で迎えた3戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黄菊賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの京都2歳ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた5戦目は、2歳500万下の樅の木賞（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は金折知則騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

3歳（2003年）

6月1日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳500万下のかきつばた賞（中京芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のゴールデンメインをアタマ差振り切って2勝目を収める

7月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り雨/不良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、ヴィータローザに3/4馬身交わされて2着となった。

10月26日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、4着を確保した。

12月6日、中2週で迎えた12戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を5馬身以上保って、超スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

4歳（2004年）

3月13日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は金折知則騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

4月10日、中3週で迎えた14戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた15戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのメトロポリタンステークス（東京芝2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に終わった。

7月4日、中9週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた17戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

10月30日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り雨/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（6戦1勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、最後はリキアイサイレンスと並んで3着同着となった。

11月20日、中2週で迎えた19戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた20戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の美浦特別（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい8着に敗れた。

5歳（2005年）

9月19日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（7戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

6歳（2006年）

4月23日、約7か月の休養明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（8戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

7歳（2007年）

4月8日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた23戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

11月18日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。